コンテンツSEO型は、よく検索されているキーワードできっかけを作る


コンテンツSEO型は、よく検索されているキーワードできっかけを作る

以上紹介してきた2つの型は、既に顕在化している情報ニーズを満たすためには優れていますが、潜在ニーズを掘り起こす力はあまり強くありません。なるべく多くの潜在見込み客に対してリーチするためには別の方法が必要です。

次に紹介する2つの型は、従来の広告型認知モデルに対してコンテンツマーケティングを適用した例です。マス広告ほどではないが大量のリーチが必要な際に有効です。広告モデルの割り込み型の弱点を克服し、いかに自然に惹きつけるかという要素を取り入れています。

(3)ネイティブ広告型

媒体内で、記事に近い形で掲載されるコンテンツです。古くは記事広告、最近ではフェイスブックのスポンサー広告や、ツイッターのプロモーテッドツイートなどが代表的な手法です。

生活者が接触している媒体上で自然な形での情報提供を行うところがネイティブ(自然な、馴染んだ)と言われる所以です。他メディアの力を借りることにはなりますが、商品のターゲットと、媒体の読者層がうまくマッチすれば、高い確率で関心を得ることができます。

 

 

 

ネイティブ広告型は、他メディアの力を借りてきっかけを作る
(4)面白コンテンツ型

誰もが興味を持つ「面白いコンテンツ」の力を利用して、生活者の関心を惹きつける手法です。この手法の良いところは、うまく当たれば爆発的な引力を発揮することです。

面白さで集めた生活者は、見込み客ではない確率も高いという課題はありますが、例えば、集客すれば比較的高い確率で商品購入につながる低関与度の商品には適しています。難易度は高まりますが、面白さと商品情報をうまくミックスさせることができれば、高関与度の商品であってもコンバージョンにつなげることができます。
今回は、違いが大きく現れる、認知獲得手法に焦点を当てて4種類に分類しましたが、どの手法を採ろうとも、この後工程であるリードナーチャリング、そして最終的な購入に導くための説得型のハードセルコンテンツがなければコンテンツマーケティングは成功しません。

コンテンツマーケティングで認知は獲得できたが、その後はどうしようと考えるのではなく、購買そして、その後の永続的な関係性構築までを描いたシナリオ、つまりコンテンツマーケティング戦略を事前に策定しておくことが重要です。今回紹介した基本の4つの型が、自社に適したコンテンツマーケティングを適用するための一助になればと考えます。

戦略を事前に策定し検討から購入までのシナリオを描いておくことが、4つのコンテンツマーケティングの型での認知獲得を成功させる上で重要